大久野島に行ってきた
先日、日帰りで大久野島に行ってきた。
行ったのは今年(2023年)の平日の昼間。今後行きたいと考えている方の参考になると思い、日記に残しておきます。
広島駅→忠海駅への行き方
九州方面から新幹線を利用してJR広島駅に到着するルートだったので、どうやって忠海駅まで向かうか悩んだ。大久野島に行くにはフェリーに乗るために、まず忠海駅まで行く必要がある。
結果、広島駅前から忠海駅前までかぐや姫号なる名前の高速バスが出ていたのでそちらを利用した。
所要時間は1時間30分ほど。JRで忠海駅まで行くとなると、一度は乗り換えが必要なのでとても楽に感じた。
便利ではあるが、本数が1日に4往復しかないので事前に調べておいたほうが良い。
(かぐや姫号は広島駅〜竹原駅までがメインらしく、そちらの便は比較的多い。忠海駅まで行く便が少ないようだ)
広島駅前 9:14発→忠海駅前 10:42着
忠海駅→大久野島まで
忠海駅からフェリー乗り場までは5分くらい歩く。しかも港への行き方が分からずに困惑したので時間には余裕を持ったほうが良い。
私はギリギリだったので走って向かった🏃💨
売店みたいなところで船の切符が売っている。券売機で往復分を購入した。
あらゆるレビューやブログで書かれているが、うさぎのエサは島で販売されていない。エサやりをしたい場合はこちらで購入する必要がある。
出航時間が迫っているのですぐに船に乗った。
平日の午前中なのもあり、乗ったのは私を含め15人程度だった。
乗り物酔いしやすいタイプだけど、大きい船だからか全く酔わなかった。天気の良い日だったのでとても気持ちが良かった。
20分ほどで大久野島に到着。
桟橋の近くに早速うさぎがいた。最近は数が減っていてあまりうさぎと触れ合えないと聞いていたけど、見える範囲で10羽以上はいたと思う。
休暇村まで
待合所の前で休暇村のバスが待っていたので乗ることにした。宿泊しない人でも乗ってOKみたい。こちらは無料。
多くの船が到着する第二桟橋から休暇村までは少し距離があるので利用して良かった。
道路にもうさぎがいるのでゆっくりゆっくり向かう。突然飛び出してくるうさぎもいるのでちょっとびっくりする。
休暇村に到着。島内マップは紙ではもらえないみたいなので写真を撮って島を散策することに。
とあるブログでいちばんうさぎが多いのが休暇村の前と書いてあったけど、そんなにたくさんいるわけではなかった。
エサを出そうと袋をがさがさすると遠くからも駆け寄ってくる。かわいい。
大久野島を散策
海沿いの道を歩いていると途中途中にうさぎがいる。お腹が空いているのか人を見かけるだけで駆け寄ってきた。なんてかわいいの、、
テニスコートを見かけたけど廃墟みたいになっていて、栄えていた時代のかけらみたいなものが垣間見えて切なくなった。
中部砲台跡に向かう途中はほとんどうさぎがいなかった。その上、人がまだ少ない時間だったので、世界が終わってしまったような感覚だった。恐ろしかった。
(この日は中部砲台跡までは行けないようになっていた。天候などの影響で立ち入り禁止になることがあるようだ)
そこにやってくる一羽のうさぎ。
展望台にも行きたかったが現在は立ち入り禁止になっていた。
島内の道は勝手に平坦なのかと思っていたけど、坂道や階段も多くて過酷だった(笑)
山の中のうさぎはあまりエサをもらえていないのか、結構しつこくついてくる。この時点でもっとエサを買っておけば良かったと後悔した。
廃墟を眺めたあと、歩き出そうとすると足元にうさぎが居て危うく踏みそうになった。全く気づかなかった。皆さんもお気をつけて。
のんびり島を一周して、休暇村から第二桟橋に着いたのが約1時間後。その頃やってきた船からは人がたくさん降りてきていた。
うさぎの餌を3kgほど持ってきている人がいたのには驚いた、、
ビジターセンターは残念ながら休み。水曜は休みらしい。
毒ガス資料館は思ったよりもかなり小さかった。興味深く展示を読んでいたが、その間に入ってきた人たちは一瞬で出ていってしまっていた。
その後、海水浴場の方に行って灯台を見るために階段を登った。
灯台付近も立ち入り禁止。10年前から変わってないんだとか。
灯台のあるところから休暇村前の広場まで通り抜けられるとのことだったので歩いてみた。後悔した。
あの周辺はほとんど人が通らないのか、本当に通ってもいいの?と不安になるほど草木が生い茂っていたし、うさぎもほとんどいなかった。
足元が崩れているところもあったので危ないと感じることも。階段も多いので相当体力を使った。
私はあまり体力がない方なので、この1日でとても鍛えられたような気がする…(笑)
休暇村の温泉へ
休暇村に戻った時点で島に来てから2時間経っていた。そして、もう一つの目的である温泉に入ることにした。
入浴料550円+バスタオルのレンタル110円をフロントで支払い、2階のお風呂へ。
温泉は海が見えると言われたので小沓の湯へ。
脱衣所に大きなロッカーはない。貴重品を入れるための小さなロッカーがあるので、そちらに大切なものは入れておいた。
小沓の湯は名前の通りかなり小さめのお風呂だった。お湯はぬるめ。
なぜか換気扇がついたり消えたりしているのが気になった。
景色も特別良いわけではなかったのですぐに上がってしまった。大きい方のお風呂には行かなかった。
お昼を食べようとしたら、レストランの方はオーダーストップになっていた。悲しかった。たこづくしの定食を食べてみたかった…。またの機会に!
カフェでは子供連れが賑わっていた。カレーの香りがした。ハンバーガーが美味しそうだった。
大久野島→広島駅まで
フェリーの時刻を見ると程よくやってくるようなので、休暇村のバスに乗って桟橋まで行くことに。
帰りのフェリーは13時台だったけど、相当な人が降りてきていた。午前中に来て良かったと心から思った。
程よい時間のバスがなかったため、JRで竹原駅まで行ってそこからかぐや姫号に乗って広島まで戻ることに。冒頭にも書いた通り、竹原駅までのかぐや姫号は比較的本数があるみたいだった。
JRを乗り継いで帰るのも結構時間がかかるようなので、忠海駅まで来てそして帰るのがいちばん大変だと感じた。
竹原駅で時間を潰していて見つけた喫茶店がなかなか素敵だったのはまた別の話🤫
竹原駅でバスに乗り、無事に広島駅前に到着。
大久野島へ行った感想
と、こんな感じの1日だった。
ずっと行きたかった場所なので大満足だったけど、残念な気持ちにもなった。
ネットで散々書かれているけど、うさぎの扱いには注意してあげてほしい…。
道路でエサをあげない。立て看板にも書いてあるのに守っていない人がとても多かった。
子どもがうさぎを追いかけ回しても注意しない、なんなら親もうさぎを追い回している。
事前にネットで調べてうさぎのためになるような行動をして欲しいですね…。
休暇村の建物がとにかくレトロでタイムスリップしたようだった。
廃墟も毒ガス資料館も長年の人間の営みを感じて複雑な気持ちになった。
うさぎだってどこからか持ち込まれたんだよね…。
人間が行なってきたことの負の側面を強く感じられる場所に来たのは初めてだったので、色々なことを考えながら島内を歩いていた。
うさぎがかわいいだけの場所では、ない。
うさぎはもちろんかわいいけれど…それ以外の何かを感じるために一度訪れてみてほしい場所だと思った。
今後もどこかへ行った時に忘備録的なのを残せていけたらな~と思っています!